今日の疑問は明日の知識 ノンカロリー飲料はどうして甘いのか?
ところでいわゆる「ノンカロリー飲料」って
成分表示には0カロリーと書いてあるのに、どうして甘い味が出せるんでしょうか?
気になったので調べてみることにしました。
ノンカロリー飲料が甘い理由
これには2つの理由があります。
まず1つめは厳密にカロリーゼロでなくても、ある規定さえ満たせば
ノンカロリー飲料を名乗れるということです。
そしてその規定とは100mlあたりのカロリーが、5キロカロリー未満であるということ。
たとえば500mlのペットボトルならば、全体のカロリーが25キロカロリー未満であれば、
ノンカロリー飲料として売っていいと厚生労働省が定めています。
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ところで私には普通のコーラとコカコーラゼロの味の違いが大してわかりません。
しかし、普通のコーラは100mlで45キロカロリーもあり、500mlのペットボトルの中には
角砂糖にして約12個分の砂糖が入っています。それに対して何故コカコーラゼロは
殆ど味を変えることなく、カロリーを大幅に減らすことができたのでしょうか?
その答えが2つめの理由。人口甘味料アスパルテームにあります。
アスパルテームとは、1965年にアメリカの薬品会社によって開発された
砂糖の200倍という驚異的な甘さを持つ人口甘味料です。しかも低カロリー。
このアスパルテームを用いることにより、100ml中のカロリーを5キロカロリー未満に
抑えながら、十分な甘さを持った飲料を作ることが可能となったのです。
しかしながら、このアスパルテームが人体に与える影響については
未だわかっていない部分が多く、本当に安全であると言い切ることはまだできないとされています。
ノンカロリー飲料を飲む人は、このことを覚えておかなければならないでしょう。
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ローカロリー?カロリー控えめ?
最近は様々な食品会社が、低カロリーを謳い文句とした商品を販売するようになってきました。
ところで、この「カロリーが低いですよ!」ということ伝える表記にも様々な種類があります。
前述した「ノンカロリー」や「ローカロリー」、「カロリー控えめ」、更には「甘さ控えめ」なんてのもあります。
これらの表記はどう違うんでしょうか?更に調べてみました。
・「ノンカロリー」「カロリーゼロ」
100ml中のカロリーが5キロカロリー未満の場合、これら表記をすることができます。
・「ローカロリー」「カロリーオフ」「低カロリー」「カロリーカット」「低カロリー」「カロリー控えめ」
100ml中のカロリーが20キロカロリー未満の場合、これら表記をすることができます。
ちなみに飲料ではなく食品の場合は100g中に40キロカロリー未満でこの表現が許されます。
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・「砂糖不使用」「砂糖無添加」
単に「砂糖」が含まれていなければこの表記ができます。
ちなみに、ブドウ糖や果糖の使用はOKであるため、
この表記がされているからといって、糖分が入っていないと考えてはいけません。
・「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」「糖分ゼロ」
100ml(食品であれば100g)中に含まれる糖分が0.5g以下であれば、これらの表記をすることができます。
・「低糖」「糖分控えめ」「微糖」「糖分カット」「糖分ライト」
100ml中の糖分が2.5g以下、食品であれば100g中の糖分が5g以下でこれら表記が可能です。
ちなみに角砂糖は1個4g、小さじ1杯は5gです。
・「甘さ控えめ」「すっきりした甘さ」「ほどよい甘さ」
注意!これら表記に関しては規定がありません。
つまり、メーカー側がそう判断すれば、自由にこれらの表記を製品につけることが可能です。
言ってみれば、砂糖がたんまり入っていても、歯が溶ける程の甘さであったとしても、
この表記がついている可能性があります。
お店で見かける表記には、実は決まりがあったんですね・・・
今まで適当につけていいものだと思っていました。
これからは「甘さ控えめ」の商品は避けていきたいと思います。
本日の参考になったサイト
・日本コカ・コーラ | コカ・コーラ ゼロ
・糖質ゼロと糖類ゼロ。無糖、低糖、シュガーレスとは。
・表示を見るコツは?
・食品表示
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