Fact Sheet Courtesy of the Elliot Institute, PO Box 73478 Springfield, IL 62791-7348
心理的治療の必要性
中絶後8週間しか経過していない中絶後の患者の研究で、研究者は、44%の人が神経障害を訴え、36%の人が睡眠障害をきたしていて、31%の人が自分の決定を後悔していて、11%の人がかかりつけの医師に精神安定剤を処方してもらっていたことがわかりました。2 カナダの2つの州で行なわれた過去5年間を振り返った研究では、中絶した女性たちが医者や精神科医の診療を非常に多く受けていることがわかりました。最も重要なことは、中絶経験のない女性の3%と比べて、中絶経験のある女性の25%が精神科医のもとを訪れているという調査結果です。3 中絶を経験した女性は、他の女性たちよりも中絶後に精神病院の入院が必要となる可能性が非常に高いのです。特に危険性が高いのは10代の若者や、別居あるいは離婚した女性や、1回以上中絶歴のある女性です。4
中絶をした後、多くの女性は抑圧することを対処方法として用いるので、女性が精神病治療を求めるまでには長い否定の期間があるかもしれません。このような抑圧された感情は、生活の他の領域で、心身症や、精神病的あるいは行動面での病気を引き起こすかもしれません。その結果、患者たちが表面上は中絶とは無関係な問題の治療を求めて来ていても、本人が気づいていない中絶後の苦悩が、多くの女性患者においては、病気を引き起こす原因であると報告するカウンセラーもいます。5
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